詩人:どるとる
努力が嫌いな人たちは
言うよ 馬鹿のひとつ覚えのように
「そんなの無理に決まってる」
やる前からあきらめて
何もしようとしない人たちが
頑張ってる人たちを鼻で笑って指差す
自分たちが出来ないことをやってる人たちがうらやましくて仕方ないんだね
若さがあればなんだってできる
やる気さえあればこの世界にはやりたいことばかりだ
だけど出来れば何もやりたくない
矛盾してしまうよ
すれ違いの心と体
なんのために生きてるのだろう そんな普遍的なことさえ
わからないなら生きてる意味もないや
とりあえずだらけた日々に寄りかかり楽ができりゃいい
頑張ることがなんだか恥ずかしい
いつの間にか どうでもよくなって 適当な椅子に 座っているんだ
若さなんてくれてやるほどあるのに
老いさらばえた人のそれに似た心
くれと言われりゃいくらでもあげるのに
邪魔くさいんだよ
若さは重荷でしかない
「やる気さえあれば出来ないことなどない」
聞き飽きたきれいごとがうざったくて
僕は耳をふさいだ
若さがあればなんだってできる
やる気さえあればこの世界にはやりたいことばかりだ
だけど出来れば何もやりたくない
矛盾してしまうよ
すれ違いの心と体。