詩人:どるとる
君のことならなんだって知りたいけど
君のすべてをわかってやれるわけじゃない
だから時々君の気持ちをわかってやれずけんかしてしまうよ
だけど だけど いつもけんかのあとで
雨が降り止んだあとのような静かな心で
君と仲直りのキスをする
「ごめんなさい」の数だけ
「愛してる」が 言えるように
何度も 何度も けんかしてもまた
笑いあえるように 今日も間違いだらけの僕は少しずつつまずきながらまだ知らない君を知ろうとする
君のことならなんたって知ってるつもりで
何も知らなかったんだ 本当に肝心なことは
人の痛みはわからない その人の身になれても出来るのはせいぜいそこまで
だけど だけど いつもけんかのあとは
けんかする前よりずっと 僕らは僕ららしくなれる
またひとつ 大切なことを知ったよ
「愛してる」が言えたなら
「愛してる」って言うたびに
昨日よりあなたのことを知ってる
今日や明日の僕が昨日はわからなかった君を 認めてあげよう
傷つけてしまうとき
あとで 後悔するのが
一番 辛いのに
また やってしまった
気づいたときには
もう 遅かったよ
だから もう同じ涙は流したくない
もう同じ間違いで君を傷つけたくない
傷つけない
「ごめんなさい」の数だけ
「愛してる」が 言えるように
何度も 何度も けんかしてもまた
笑いあえるように 今日も間違いだらけの僕は少しずつつまずきながらまだ知らない君を知ろうとする。