詩人:どるとる
見上げた 誰かの瞳がとらえた
どこまでも続く果てのない夜空
悲しみは しばらく置き去り
あとは簡単 笑い出すタイミングを
逃さないように見計らって
跡形もなく消えていく一日の寂しさと
そうやって少しずつ
積み重なってく
思い出と
何気ない誰かの優しさが
ちょうどいい具合に
混ざり合って
ほら なんでもないひと時を彩ってる
神様の視点で見つめた世界には
多分他人事だからつまらない
ちゃんと雨に濡れる体があって
感情に左右される心が 高鳴って
生きてるって わかるんだ
降りかかる悲しみを受け流す傘はないけど
同じ痛みを分かち合える
誰かが そばにいれば
ありふれた思いと
あいまって
この恋の行方を風が明日にはこんでく
ふいに おとずれた
その時
恥じらいを隠せずに
君の顔さえ見れない
それでもなんて
今日はいい日なんだろう
明日に追い風が 吹いている
跡形もなく消えていく一日の寂しさと
そうやって少しずつ
積み重なってく
思い出と
何気ない誰かの優しさが
ちょうどいい具合に
混ざり合って
ほら なんでもないひと時を彩ってる
ほら ありきたりな毎日も特別に変わる
変わってゆく。