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詩人:どるとる
あかね色の帰り道はいつも なんとなく切なくなるんだ
今日あったことひとつひとつ思い出しながら
泣いたり笑ったりしてると いつの間にかあたりは真っ暗
帰り道の途中で ふと立ち止まり 街灯の明かりに
愚痴を聞いてもらうのが いつもの僕のくせだった
歩道橋から見える 今にも沈みそうな夕日が
まだ頭の中に 目蓋の裏に 焼き付いてる
こぼれそうな涙はポケットに しまって
まっすぐ家に帰ろう この道を辿って
誰かに手を振りさよならする子供の声がする
悲しみも喜びも 日が暮れてしまえば
すべてきれいに片づいて またまっさらな紙のように 僕ら笑ってる
願うことは ただひとつ どんな誰にでも変わらず明日もいい日でありますように。