詩人:どるとる
空まで続くような坂道を二人でのぼってる
頂上も見えないほどの長い長い坂道を
二人は陽射しの中で歳を重ねて
歩く歩幅は違うけど
笑いながら泣きながら歩いてきた
不器用に僕が笑うとき
無理してるねとすぐに心を読まれてしまう 君は僕より僕の心を知っている
順調でも不調でもない二人のストーリー
ゆっくり のんびりと二人は急がず焦らずに
たった一度の人生を二人三脚で歩いてる
ラララ 今日もあなたのそばで ただこうして寄り添う時間が
何よりだと思えることが とても幸せなんだよ
川沿いを歩いてる 夕日にさよならした
真っ赤に染まった空が燃えている
何でもない出来事のひとつひとつ
この胸に刻み込んで
それを思い出の押し花にしよう
悲しいとあなたは言わないけれど
悲しいときほどあなたは無理して笑ってる
白髪混じりの髪の毛 しわくちゃの両手
てくてくっててくてくって
残り少ない道のりを
互いに支え合いながら二人三脚で歩く
愛し合う人のまえに立ちはだかるラストスパート いつか跡形もなく消えてしまう 小さな灯火揺らしてる
ゆっくり のんびりと二人は急がず焦らずに
たった一度の人生を二人三脚で歩いてる
ラララ 今日もあなたのそばで ただこうして寄り添う時間が
何よりだと思えることが とても幸せなんだよ。