詩人:どるとる
愛しい 人の為に言葉を 選ぶなら
愛してるじゃ 多分 何もわからない
だから僕は ただ生まれ死んでくはずの
時間の中で ゆっくりと
思い出を あなたの心に刻みつける
間違えるのは それ程 悪いことではない
僕には 見えない 僕自身の足りないところを
君の涙が 教えてくれるから
君を傷つけたとき君は僕の しでかした間違いを 映す鏡になる
数えきれないくらい重ねた嘘も
喧嘩してはそのたびに仲直りしたことも
あの日流した 涙も思い出ならば
きっといつか 振り返ったとき
僕らが 歩んできた 道に
足跡みたいに 刻まれているだろう
だから 後悔なんて しないよ
心の中に記された今が 僕らの 軌跡になるなら。