詩人:若女
窓際に立って庭を眺めているあなたは月の光が似合っていたね眩しいシャンデリア熱い息汗の匂いををすりぬけて夜の木々に話かける物静かな後ろ姿手を伸ばしかけひっこめた私振り返り、振り返り輪の中へ戻っていくあなたは気付かなかったのか、気付かないふりをしたのかそういう優しさが胸にしみて後ろ姿に「ありがとう」と声かけたのでした。