詩人:どるとる
狭い路地裏 二階建てのアパートむさ苦しい 連中の真夏の夜渦を巻く蚊取り線香と麻雀牌を かき混ぜてビール片手に 女の話ビルばかりの東京にもささやかながら幸せはあるらしくこれくらいの四畳半の暮らしがちょうどいい親の不安をよそに僕は 仕事を辞めたけどしばらく 貯金をくずしてビールを飲んでその日暮らしの毎日です。