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[188419] 親と子

詩人:どるとる


僕は 君の幸せを心から願うけど
君は僕のそんな願いを受け入れてくれるかな
押しつけるように
背負わせていやしないかな 勝手な親の期待を
駄目なとこなんて
数えきれないほどだ
いいとこなんて
ひとつ あるか ないかだよ
でも 精一杯 君の為に親を やってるよ

たまには 親だということを忘れて
ひとりの人になって君のしでかした間違いに びんたをする
たまには 大人だということを忘れて
子供のように泣きじゃくり情けない姿を見せるかもしれない
それでも 僕が親で良かったと
君が 笑ってくれるような親であれたなら
それは僕にとって 一生の宝になる

僕は 正しいことだけを教えたいけど
正しさってどんな事か今もわからないよ
きれいごとだけなら
なんとでもごまかせる そんないい加減さを責められるのが恐くて
怒鳴り散らしては
君を 否定した
でもそれは 正しいか間違いかでいえば
明らかに間違いだったよ

何を忘れても 変わらない
君は僕の子供で 僕は君の親で それだけはずっと 変わらない
親の僕が 子の君に教えられることもある
正しいはずの大人も時には 間違えてしまう 僕は間違いだらけだ
それでも 君は 僕を 愛してくれるから
その愛に誓って僕はけして君を裏切らない
僕は君にとって死ぬまでずっと親だから

たまには 親だということを忘れて
ひとりの人になって君のしでかした間違いに びんたをする
たまには 大人だということを忘れて
子供のように泣きじゃくり情けない姿を見せるかもしれない
それでも 僕が親で良かったと
君が 笑ってくれるような親であれたなら
それは僕にとって 一生の宝になる。

2015/06/08 (Mon)
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