詩人:どるとる
悲しみなんて もう片付いてしまえばなんてことのない話
忘れたような場所に咲いてる花だよ
風が吹いてもまだ
何も変わらないまま
誰かが 落とした
笑顔が 空に手をのばしてる
いくつもの 声と言葉を 重ね合わせて
描くんだよ 明日の空に 君なりの幸せを
願うことは ただひとつ 君の幸せさ
寂しさなんて まやかしだ あるはずもない嘘っぱち
いたいけな心を踏みつぶすための工作
渦巻く輪廻のトンネル
その向こうの光
誰かが 引いた
たくさんのもしもの答え
不透明な箱から 取り出したくじ
アミダは続く 迷路のような世界で
まだ希望なんてものを信じている
やがて 降り出すであろう雨を待ちわびて
やがて 明けるであろう夜の終わりにそなえて
見上げた夜空に降り注ぐ流れ星のひとつに 手を合わせ願う
「この悲しみにいつか微笑みを」
いくつもの 声と言葉を 重ね合わせて
描くんだよ 明日の空に 君なりの幸せを
願うことは ただひとつ 君の幸せさ
世界中の幸せさ。