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詩人:どるとる
僕らの 暮らすこの街の気だるさに理由なんてない
すっかり 疲れ果てた夕暮れの帰り道
言葉さえ なくしてた
ねえ 生きてることにいちいち答えを出したがるのは
僕らは 空っぽだからかなあ
意味もなく 笑って泣いて
ただそれだけで日は暮れる
僕らには宛てなんてないのに
道しるべをいつも失いたくなくて
とりあえず 空欄を埋めるように
間に合わせの目的の為に生きてる
それを誰が笑えるでしょうか
誰も知らない 痛みだけが 残されて
ああ影のように 記憶に焼き付いて離れない
空白は未だ空白のままで。