詩人:どるとる
時には 人のことを嫌いになる
人の嫌な顔が 見えてしまうから
時には 人のことを好きになる
見返りなど求めないあなたの優しさに
助けられたとき僕は涙が出るほどうれしかったよ
ありがとう
微力な 力を 重ね合わせれば
重たい荷物も 軽々持ち上げられるんだ
そんなふうに 人は一人一人の力は弱くても
1+1が 2になるように 倍の力で 出来ないことも出来る
ほらね 僕をいつでもあたたかく見守ってくれる
誰かの声がする 誰かの眼差しがある
人のいい面だけを見ていたいよ
人の醜い面なんて見たくないよ
だけど人を知れば知るほどに
人の良さの影に隠れた悪意に
嫌でも気付いてしまう勘のいい僕が居る
それでも
何度も人を嫌いになっては人を好きになる
その繰り返しの中で僕らは生きてるんだ
その連鎖の輪の中からは誰も 抜け出せない
1+1でも足りないのなら さらに誰かの力をかりればいい
たくさんの人が 集まればそれだけ出来ることは増える
明日につながる 橋の柱になる
今日も 人を愛したよ
そして人を 憎んだよ
でも僕は人が好きだ
人の優しさを知っているから
人のぬくもりを知っているから
僕は人を嫌いになれない
どれだけ 冷たい風にさらされても
微力な 力を 重ね合わせれば
重たい荷物も 軽々持ち上げられるんだ
そんなふうに 人は一人一人の力は弱くても
1+1が 2になるように 倍の力で 出来ないことも出来る
ほらね 僕をいつでもあたたかく見守ってくれる
誰かの声がする 誰かの眼差しがある。