詩人:弘哉
薄く口を開いて言葉を発した人ごみの空気に紛れて消える音声感情すべてひっくるめ居場所が見当たらなくて穴を開けようとした俺という穴ポカンと口を開けた穴密集した人々の真ん中にぽつん黙殺された居場所