詩人:禪稀
詠“ウタ”があふれるこの世の中で
あなたはどんな詠“ウタ”歌う?
大好きだったあなたへと伝える事すら許されなかったその言葉−
いなくなってしまったあいつへ照れて言えなかったこの本音−
俺が詠うこの詠“ウタ”は
そんな言葉を伝えてく−
『君の詠“ウタ”いたいことはなんですか−?』
俺が君に代わり伝えたい人へと届けるから
詠“ウタ”いたいことを
白い便箋に青のペンで書いて
青い封筒に入れて
満月の夜に窓辺においていて
どこにいる人へでも必ず届けてあげるから
君が伝えたいことを詠“ウタ”として届けくー
俺のように寂しい詠“ウタ”しか
持たないままにあなたたちになってほしくないから
俺は詠い続けてく−