詩人:umi
足を折ったおばあちゃん
痛い。曲がらないんだよ怖いんだよ
と不安がる。
看護師さんは
早く立てと催促するけど
痛いと言う人の手はとれない。
それならば痛くない様に足を曲げる方法を探した
これならいい と
笑ってくれたのに
実習の点数は赤点
早く立たせてもっと動かさなかったから赤点
システム化した看護師
点数化した看護
学校では
この人のために何をすればいいのか
なんて教えるくせに
心は置き去り
また今日も
私だけが叱られながら1人取り残される
先生も看護指導者も
そんなに理論が大切ですか?
おばあちゃんの恐怖や不安は二の次ですか?
そんなこと言うから
今度も赤点
来年卒業できるかなぁ
だけどこんなやり方私には出来ない
友達も呆れ返って
完全無視
だけどこんなやり方
私には出来ないんだ…
ダメダメ看護師なのかなぁ…私。