詩人:快感じゃがー
やがて来る日に
預けても
心は着実に
膨らみゆくのよ
手を取って
其処に見た現実が
「幻」
といふならば
あの日の
全てが
ギムレットの錯覚かしら?
飲み干した愛は
今
溶けた
認めてください
痛みの色も
嘘も
誘惑も
何もかもが
お遊戯で
そして
じれったく
胸を焦がした
囁きさえも
例えば
あなたの
ほんの気紛れ
だったとしても
あぁ
カーブがこわい
"あなたの子"
云えたら
素敵なのに。
じれったく
センチメンタルな
横顔
夜を起こせないのは
きっと
トラウマ
何にも
無かったことには
ならないわ
明日も
着実に
膨らんでしまう
手を取って
底に見た現実が
「幻」
といふならば
あの日の
全てが
ギムレットの錯覚かしら?
...錯覚であったら
良かったのかも...