詩人:どるとる
いつも 僕は 情けなくてだらしなくて
駄目なところばかり見せてしまうけど
あなたのことを好きなことにかけては
誰にも負けないつもりでいるんだ
ロマンチックのかけらもない僕は
汚いベランダで 洗濯物を干しながら
ごまかすように 君に好きと言った
君は 洗濯物の間から顔をのぞかせて
笑って言ったよ 「私も」と
多分 似た者同士の二人だから
好きなものも 嫌いなものも似ていて
少しくらい 不格好でも笑って許せるさ
これからの時間は あなたのために
たくさんの思い出をつくっていこう
いつか歳を重ねて 今日を思い出すとき
プロポーズの言葉なんて霞んでしまうくらい
カッコ悪い僕の顔が思い出の中に 見えたなら
それはかけがえのない宝物になるでしょう
積み上げた 思い出は 倒れそうなくらい
高い高いタワーになって 昨日を見下ろす
くだらない会話で 死ぬのを待ちながら
暮れゆく空を 見上げていよう
デリカシーなんて持ち合わせてない僕は
外食も 近場の安い飲み屋だ
焼きそばくらいがちょうどいい
好きなだけ 焼き鳥を食べよう
多分 似た者同士の二人だから
好きなものも 嫌いなものも似ていて
少しくらい 不格好でも笑って許せるさ
これからの時間は あなたのために
たくさんの思い出をつくっていこう
いつか歳を重ねて 今日を思い出すとき
プロポーズの言葉なんて霞んでしまうくらい
カッコ悪い僕の顔が思い出の中に 見えたなら
それはかけがえのない宝物になるでしょう。