詩人:どるとる
居場所が欲しいなら草臥れた椅子で事足りるだけどあなたの膝の上ならどんな居場所より心地いいあなたにふれたい飽きるくらいに 何度でも何度でもあなたに愛されたい好きだよとささやいて 数えきれないくらいチェアー それは心を座らせる場所チェアー それは宛のない夢の終着点チェアー それは見果てぬ夢のせめてもの慰めにも似た それは僕の帰る場所「ただいま おかえり」言い交わしたら今日もやっと 終わる。