詩人:どるとる
ページの向こうへ行きたくて知らない人に会いたくて知らない街をたずねたくて知らない風に 吹かれたくて窓を開けたら あとは簡単踏み出すだけだ 勇気をだしてあともう一歩季節の花が 咲いてまだ名前のない白い綿毛が腰をおろすその場所に新しい 命が 物語を描くでしょう僕は何かに急かされるようにページをめくるその先へ行きたくてすべてを見届けたくてページの向こうへ行きたくて。