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詩人:どるとる
言い過ぎかなと気づいたときには
君はもう 傷ついたあとだったよ
今さら謝るのもなんだか情けないから
強がるばかりで意地を張るばかりで
君にごめんの一言さえ言えない
君は今頃何をしているんだろう
もしかしたら泣いてやしないかなあ
傷つけたのは僕なのにおかしいよね
君のこと今度は心配してるんだから
勝手な奴と 笑ってくれれば楽なのに
君は優しいからこんな僕のこと許してくれるんだろう 謝るのはいつも君からだ
悪いのは僕なのに いつも謝らせてしまってごめんね
悲しいときに真っ先に心配してくれるのは
君なのに僕は君を困らせてばかりだね
相合い傘している僕はいつの間にか
君が肩を濡らすのも気づかなくなってた
守らなきゃいけないのは僕の方なのに
ほんのささやかな瞬間も目が離せない
さりげないときなんでもない場面に
気づくと僕の瞳に映る君の笑顔
太陽みたいに輝いて僕を照らしている
こんな情けなくてだらしない僕のことを
この世界で一番愛してくれている君に
幸せをあげられないようでは申し訳が立ちません だから
これから先、君と歩く人生で 少しずつでも君に幸せをあげたい
そしていつの日かこの世界をあとにする日
どちらが先でもあとでも
幸せだったと 笑えたならいいな
君が笑ってくれたならいいな。