詩人:どるとる
離れ離れの 言葉と想いがつながらない
探していたよ コーヒーカップの底に
ビー玉をのぞき込んだ 向こう側の世界に
通りすぎていくいくつもの かけがえのない季節が色褪せてくたびに気付く
そして風は 君を置き去りに どこか遠くへ今日の思い出を運んでいく
どうしようもなくページはめくられていく まだ君は少しも変わらないね
あの頃と同じ 性懲りもなく あきらめられずに探している
四つ葉のクローバー
物語の真ん中で 爪先で上手に立って
コンパスみたいに器用に円を描く
君もまた この物語の書き手さ
未来は君の手に握られている
さああとは色付けをするだけだよ
そして風は 君を置き去りに どこか遠くへ今日の思い出を運んでいく
どうしようもなくページはめくられていく まだ君は少しも変わらないね
あの頃と同じ 性懲りもなく あきらめられずに探している
四つ葉のクローバー。