詩人:重夏
オルゴールの音色さえ
雑音にしか聞こえない
こんな僕に
耳が痛むほどの
静寂をください
君の存在が
僕を生かしていた
君の言葉で
僕は呼吸をしていたんだね
失くしてから
気付くだなんて
いつの日か僕は
僕の名前さえも
忘れてしまう気がするよ
優しすぎる白い雪さえ
涙誘うモノでしかない
こんな僕に
耳が痛むほどの
静寂をください
君の存在が
僕を生かしていた
君の言葉で
僕は呼吸をしていたんだね
失くしてから
気付くだなんて
いつの日にか僕は
僕の名前さえも忘れてしまう
気がしてならないよ
だから
もしも叶うなら
僕の名前を呼んで
もう一度だけ
“君の声を僕にください”