詩人:ハト
あまい、あまい匂いを放つシロツメクサこの国のみどりとしろ五月は優しい雨と陽射しを受けて膨張するみどりいや、あれは、あお、か?四ツ葉を自力で見付けたことがないよ群生するのをかき分けて目を凝らしても見付からない普通のなかの特別を見付けたくて仕方なかったんだこの国のみどりとしろあまい匂いを放つシロツメクサこの中には幸せがあるのだそうだ花冠を編みながら目は貪欲に四ツ葉を探すよ