詩人:36
何年ぶりだろうか
中学の同級生と最後の試合の話になった
99対0
その試合の結果だ
誰がどう見ても
圧倒的な敗北
99対0
その結果を
久しぶりの俺たちは
楽しかったと言葉がそろった
99対0
その試合中
たとえ試合が決まったような時間帯でも
俺たちは前を向き続けた
何があってもがむしゃらに
必死に走り続けた
最後の最後の瞬間まで
99対0
この結果を笑う奴もいるだろう
だが、そんな奴には一生かかっても分からないだろう
結果だけでは見えないものが
99対0
いつまでも
いつまでも忘れない
胸をはって決して忘れない
俺たちはこの時代を
今でも前を向いて生きてる
がむしゃらに必死に生きる楽しさを
知ってしまったからね