詩人:清彦
僕のこと好きだなんて
嘘 なんだろう
解ってるよ そんなこと
僕はそこまで アホじゃない
君を包み込む
沢山の綺麗な彩り
確かな事はひとつだけ
僕は君と 居たいんだ
鍋の蓋の裏 滴で濡れてる
持ち上げたらこぼれてしまう
息を飲み込んで ふと思い立った事
考えちゃいけなくて そっと閉じる
駆け引きなんかいらないよ
嘘も真実も何も関係ない
雨が降ったって 傘が無くたって
それがどうしたっていうのさ
愛してるなんて
嘘 なんだろう
解ってるよ そんなこと
僕の人生そこまで 甘くない
それでも
僕を包み込む
僅かでも確かな温もり
確かな事は ひとつだけ
僕は君と 居たいんだ