詩人:甘味亭 真朱麻呂
今ものすごく淋しいのは
遠い日の恋がまだ胸にあるから
今ものすごく悲しいのは
遠い日の恋がうまくいってないから
このまま僕は…
このまま僕は…
一生を独りで過ごすのか
一日を涙することで費やすのか
わからないのは
どうしても
わからないまま
わからないから
どうしたって
わからないまま
君に嫌われた理由がわからないまま
気づけば僕は独り
真っ白い部屋に独り
遠距離ってつらいんだ
遠距離って切ないんだ
会いたいってときに会えないんだよ
今一番会いたいってときなのに…
君の町まで行けるもんなら行きたいよ
でも行くためにはふられる覚悟がなきゃ
いつまでも僕はエッチもできないまま
いつまでも僕はキスもできないまま
終わっていくのかと想うと
男として悲しくなるんです…
いつまでも炊事洗濯を独りでやるとなると億劫なんです
いつまでも親から仕送りを貰うのは恥ずかしいのです
独りの人間としては…
A型の男児としては…。