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[189368] マエナラエ

詩人:どるとる


あとひとつ届かない手でも伸ばしてごらん

目の前の明日くらいは誰にでもつかめるから

魔法もないこの世界じゃ頼りになるのは
ややこしい計算と機械仕掛けの思考回路

広がったその世界を僕は変えたい

目も眩むほどあざやかな色で

誰もが旅に出るたくさんの綿毛

まだ何も知らない頃から心に結わえ付けてる

大切な気持ちだけ 落とさぬように

前を向いて立ち止まらずに生きる

だから困ったときこそ前ならえ

何かがおかしい世の中を非難すれば

たちまち僕は悪者に成り下がってしまう

本当のことは誰も言わないし言えない

隠したがりな訳じゃないのに手で口をふさぐ

洗い立てのシャツみたいな真っ白な歌を

次の世代の子供たちに残して去りたい

正しいことをしたい気持ちを差し置いて

僕の中のずるさが線をはみ出すときにはどうすればいい

考えたところで答えは出ないや

とりあえず今はレールの上を歩いて

行く先が決まったなら車線変更だ

飛んだり 跳ねたり
忙しい毎日だ

泣いたそばから笑ってまた泣いてる

広がったその世界を僕は変えたい

目も眩むほどあざやかな色で

誰もが旅に出るたくさんの綿毛

まだ何も知らない頃から心に結わえ付けてる

大切な気持ちだけ 落とさぬように

前を向いて立ち止まらずに生きる

だから困ったときこそ前ならえ。

2015/10/06 (Tue)
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