詩人:どるとる
スローの景色が 目の前を流れていく移ろうような季節が雨のふりをする夕暮れの優しい色を真似てみても空振りするように風が笑うだけ迎えに行こうよ この雨が止んだら気が済むまでわがまま言ったら忘れていたことも思い出すだろうすっかり日も短くなったよ寒いねって呟けば手をつなぐ理由になるさっきまでのさみしさはあっという間に木枯らしに消える 冬の並木通り。