詩人:どるとる
みずみずしいフルーツに 歯を立てて にじみ出すように 広がる味わいこのまま流れてく舟の上に乗り僕は 宛もなく 明日を目指すよ風が残した足跡を 追いかけていくだけの 途方もない旅路の果てに何があってもあなたを遠くで想いながら僕は生きてく 砂時計の落ちてく速度で老いてゆく世界が僕の若さを嘘だと知らしめる日まで。