詩人:理恵
空が泣く瞬間を見たのですあの星に願えば叶うんだよといつかの少年は笑うけど誰かの笑顔と引き換えに空は泣いておりましたあなたも泣くことがあるのかと人知れず流す涙はどこか刃物の背にも似てるようで垣間見た古い傷にも見えてその裂け目をこじ開けたならもう戻れないような気がしたのですあの紺色に流れた一筋は悲しい夜の煌めきでしたH27.11.8