詩人:鴉夜
胸に咲く 赤い花を
いつまでも絶やさぬように
流れの違う時間の中で
決して見失わぬように
美しいすぎて 憎い
ゆらゆら 揺れて
窓辺の飾り
貴方はキレイ
その金の髪と
翡翠の瞳は
いつの日もそこにいて
脅えた瞳の 窓辺の飾り
哀しい声で 鳴かないで
壊してしまいそう
こんなにも 愛おしくて
今にも 狂いそうさ
体を ひらいて
君を 奪った
心には
届かなかった
その金の髪と
翡翠の瞳は
いつの日もそこにいて
涙に光る 窓辺の飾り
いつまでも そこに
体が 朽ちても
貴方は僕だけのもの…
2005/08/03 (Wed)