詩人:哀華
もはや目も耳も意味がない焦りと、いきどおり心配されるためにはすばやく涙を出さなくちゃならなくて必死にもがく図滑稽だ滑稽だ体の空洞に埋めるものは酷く悲しい哀の唄君のその手が空中に宛のない円を描く度心の弱い場所がまた軋むのさ届くはずのない哀の唄そこには何もないただ白と銀で象った空虚の世界があるだけ手を握って大丈夫だなんて吐いて捨てた明日のその先きっと何もないんだろう