詩人:千波 一也
晴れのち曇り 雨 みぞれ空のほんとはどの日でしょうかわたしたちには空を知るすべが少なくてたまたま覗いたその日の空を強くこころに留めがちです吹雪 大風 稲光海の底には草たちが豊富に揺れていて少しずつかじっては物思いに耽っておりますもいちど空に会いにゆこうか、と揺られております昨日も今日もたぶん明日も水色 オレンジ 灰の白空のほんとはどの日でしょうか