詩人:どるとる
世界地図を広げてみても
分厚い辞書を開いても
わからない君の愛し方
不器用なのがばれたくなくて
下手くそな嘘で繕ってきた
いつの間にか 汚い縫い目はほどけて
綿みたいに涙がはみ出してしまったよ
時を刻む この命が
やがて 静かに
その時を 止めても
「愛してる」ってあと何度言えるかな
あとどれくらい キスができるかな
春は 待たなくてもすぐにやって来るのに
何時も 気づけば通りすぎたあとです
愛し君へ どんな言葉も 君の笑顔には勝てない
花が咲いては散っていく
命の始まりから終わりまで
僕らは種から育てる
風にあおられて 雨にうたれても
花は負けることなく咲きほこってる
そんな小さな命に教えられたから
こんなでかい図体の僕が負ける訳にはいかない
何を忘れても 何を忘れなくても
あなたのことだけは忘れてはいけない
愛されているという心強さがある
「愛してる」ってあと何度言えるかな
あとどれくらい キスができるかな
春は 待たなくてもすぐにやって来るのに
何時も 気づけば通りすぎたあとです
愛し君へ どんな言葉も 君の笑顔には勝てない
愛し君へ 伝えたいことはいつもその笑顔に消えてく
あとに残るのはあなたを思う気持ちだけ。