詩人:どるとる
色鮮やかな未来と待ち合わせしているんだ
楽しいことばかりの未来なら誰も泣かないのに
世界は なにかが いつもねじれていて
僕の頭でもわかるくらいおかしいぜ
ねえ今、約束しよう 僕は生まれ変わるよ
少しだけ 誰かを思いやれる僕になって
誰かに優しくしたい
誰かを気遣いたいな
そんなありふれた気気持ちが いつも大事なことなぜか忘れてしまうんだよ
光り輝く 未来なんてくだらないし夢のまた夢だろう
いつか僕もそんなふうに ロマンを笑うようになった
世界の正しさは僕の正しさとは
少しだけ形が違うことに気付いて
それは何年後かにやっと果たされる約束だ
少しだけ 世界と折り合いが悪くなって
それでも信じるべきものを信じたくて 愛したくて
光と影が 混然としたこの世界で 僕は僕である以上 僕を見失わない
いつまでも埋まらない空欄を
埋めるために 用意された間に合わせの
代用品ならばいらない 僕は僕の手で探すよ
この世界の本当を
裏でも表でもない
その真ん中にある答えを
ねえ今、約束しよう 僕は生まれ変わるよ
少しだけ 誰かを思いやれる僕になって
誰かに優しくしたい
誰かを気遣いたいな
そんなありふれた気気持ちが いつも大事なことなぜか忘れてしまうんだよ
故意に見逃されてしまうだよ。