詩人:さみだれ
彼はぜんまい仕掛けブリキの真似事音が軋んでも彼女は油をささないよくできたカラクリは長く動いてるだから僕もきっとよくできてる彼女は猫の被り物自由に生きてる声をあげたら彼は餌を与えるとても賢い動物は長く生きてるだから私もきっと長生きできるの目が覚めたら嫌だ僕は人間じゃないよくできたカラクリだ私は猫でいたい目が覚めたら最後二度と戻れない人間じゃ嫌だ