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詩人:どるとる
季節が過ぎるのがこんなにも
名残惜しくなったのはいつからだろう
目もくれなかった花が咲くのが
楽しみになったのはいつからだろう
ひとつ ひとつ またひとつ
数えたそばから増えていく思い出
砂に足跡が刻まれていくように
次から次に 心が満たされていく
喜びをありがとう
悲しみをありがとう
痛みをありがとう
安らぎをありがとう
指折り数えても 数えきれない
たくさんの思い出が僕の隙間を埋めていく
愛されている ただそれだけで
僕は明日も 笑っているよ
愛している それだけで 僕には
何よりの自信につながるから。