詩人:ai
見知らぬ土地
住み始めて
早いもので数ヶ月
新しい生活
新しい家庭
新しい仕事
そろそろ馴れるどころか
疲れとストレスが消えない
98歳のおばあさん
昔は此処全て沼だったんよ
見たことのない
景色を想像して
小さな自分に気付く
85歳のおばあさん
髪にドライヤーあてられ
昔はこんな物は無くってね偉い物があって良い時代だねぇ
物が無い時代想像して
便利ボケな自分に気付く
全てに感謝し
人様に笑顔を絶やさず
誰にでも敬う心を
“強く優しく”
それだけじゃ足りない
不十分な自分の足元
何かがおかしい
未来を想像しても
今は何も見えない
何となく
気付いた