詩人:風凛
みんなが笑い合っている
そっちへ行けなくて
僕はとても悲しい
僕がその中に居ることは
許されなかった
空席はあったが
座ることは
許されなかった
これは力が足りない自分の責任だ
わかってる
わかってるけど
たまらなく
悔しい
悪い自分は
好きだけど大嫌いなフリをするようになった
自分の心の中を
見なくなった
耳を塞いだ
顔を背けた
笑い合う人達を
妬ましく思った
でも、
ある日気づいた
…僕は
とても幼かった
今までの感情は
無意味な物で
心は現在に居なかった
気づいた
僕はただ
一緒に
何かに打ち込んで
笑っていたい
それだけだったんだ