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[189664] ウン百回目のアンサーソング

詩人:どるとる


いつか 歌った 勇気の歌は
いとも容易く弱さに負けた

負けたことを 他人のせいにしたら
僕は負けた僕よりも狡くなった
さらに弱くなった

いくつ目の言い訳だろう
何回ほど口にしたろう 「しかたない」って言葉

季節は毎年 花を咲かすだろう
そして 枯れたそのあとも種を残すだろう
それなのに僕らは
何十回 季節が巡ろうが
何百回 花が枯れようが
何千回 夜が明けようが
何億回 地球が回ろうが
何も変わらないどころか変えようとしない始末

僕はどこに向かうんだろう

衛星だって 同じところを回りながら

地上に 電波や情報を供給しているのに

僕らは 昨日より少しは変わったかな

今の僕と昨日の僕を照らし合わせてみる

これといった異常はないものの

変化に乏しく つまらない それが結論

そしてまた 僕は答え合わせしている

今何回目のアンサーソングだろう

自動書記でもあったらなあ
いつの間にか宿題は片付くのに

魔法もない世界には 不便なことがまだ数多い

疑問符ばかりが増えていく

最近、よく ため息をつく
負ける前から 気持ちに負けている

僕はどこに向かうんだろう

衛星だって 同じところを回りながら

地上に 電波や情報を供給しているのに

僕らは 昨日より少しは変わったかな

今の僕と昨日の僕を照らし合わせてみる

これといった異常はないものの

変化に乏しく つまらない それが結論

「蒔いた種は リンゴを実らせることは出来ないが豆くらいは出来そうだ」

そんな詭弁で空欄をとりあえず埋める。

2015/10/30 (Fri)
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