詩人:快感じゃがー
美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
誰の元にも 訪れるけれど
それは 一瞬のこと
過ぎてしまえば
次のつぼみの為の
肥やしとなるだけ
美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
ご覧
夢も恋も
こんなに 輝いている
空は微笑んで
刹那 愛でるよ
手を伸ばしたら
好きなだけ
熟れた林檎を
好きな だけ
美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
尊きものです。
青く 赤く 淡く
さあ 謳歌しよう
今しか 出来ぬことを
今しか 出来ぬことを
追いかけよう
美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
一度きり
たった 一度きり
「素敵」
泳いで 渡る夕暮れ
笑って選べる
なんて 麗しき朝
けれど 時々 尖った刺は
人も 己も 傷つけてゆくから..
美しく 咲き乱れる
薔薇の頃 は
どうか
今
出来るだけのことを
してほしい
今しか 出来ぬことを
あなたに しか
出来ぬことを
存分に彷徨って
そして 味わって
ただ ありのままに
今日も
煌いていてほしい
それだけです