詩人:どるとる
命のある意味などを考えていたら
僕は気づけば迷路にいたよ
疑似的な水で満たされた海を
泳ぎ疲れたら ここにおいで
静かに 笑ってごらん
花ひらくように
おだやかに流れる時間を景色が抱きしめている
日没後の夜に沈んだ街並みは 悲しみなんか知らないような
顔をしているのにどうしてこんなに僕の痛みをわかっているんだろう
だって まるで僕を慰めるように 優しく風は明日に吹いていくから
時計の針は 刻むんだよ 見紛うことなき一分一秒を
ほらいつの間にか 今日も夕暮れが 僕の影を追い越していく
おだやかに流れる時間を景色が抱きしめている
日没後の夜に沈んだ街並みは 悲しみなんか知らないような
顔をしているのにどうしてこんなに僕の痛みをわかっているんだろう
だって まるで僕を慰めるように 優しく風は明日に吹いていくから。