詩人:どるとる
この手はいつでも空にさえ届かないよ
なるたけ誰にも負けないように生きてる
傷だらけになっても意地っ張りになって
強がっていれば負けたことにはならない
泣いて笑って 転んでまた立ち上がって
振り子のように行ったり来たりの繰り返し
風がページをめくる
季節は変わる色鮮やかに
花びらを染める 流れる景色を抱きしめて
空っぽのままの心に光を注ぐような
陽射しの雨に濡れて
気まぐれな旅は続いていく
誰かの書いた筋書きをたどるように
生きるなんてしゃくだからレールからそれるよ
いよいよ全てをなくしても心のメーター
エンプティを指してもまだ日は高いぜ
物語の結末を迎えないうちは あきらめるわけにはいかない
希望はまだあるさ
道ははるかに続いていく
その手が描く未来はどんな色かな
いつかこの命手放すその時
胸を張って幸せだったよって笑えるように
その為に今を生きるのだろう。