詩人:どるとる
一輪の花にさえ 思いを寄せる程
僕の心は 優しく にじんで 丸くなって
夕暮れの中を 歩き疲れたら たまらず
こぼれたため息が風に乗って 何処かに行った
冬は もう 待たなくても 目と鼻の先に咲いている
花のいのちのはかなさに 己のいのちを重ねては
なぜ、生まれてきたのか なぜ生きていくのかを思う
いくら考えても答えは出ないよ 悩みばかりが増えてく
ああ 目を閉じて 夜の中に探すの
いつかなくした優しさを 手放したぬくもりを
むやみに愛されないようにと口をふさいだ愛の言葉を
花のいのちのはかなさに 己のいのちを重ねては
なぜ、生まれてきたのか なぜ生きていくのかを思う
いくら考えても答えは出ないよ 悩みばかりが増えてく。