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詩人:どるとる
雪が降る街に 今年もやって来たクリスマスが
君は 好きだと言っていたけど僕は嫌いだよ
忙しくて世話しなくて 街が浮かれるから
意地悪なことを言って困らせたあの夜
へそ曲がりだから素直になれないのさ
引かれた道をまっすぐに歩けない
昨日より 今日より
すばらしい明日が
やって来るんだと
そう願いながらも
どこかで 僕らは
あきらめている
どうせそんなもんかと
忘れたふりで 昨日なくしたもの
目覚めたら やっぱりどこにもなくて
そんな悲しみまで覚えていたくないから
君をどこかに忘れたふりをしている
もう二度と 取り戻せないことくらい
知っているはずなのにね
強がりだけでどこまで行けるのかな
まるで本をめくるように 気づけばこんな季節で
手をつなぐ人さえいないから 相変わらず両手は冷たいまま
握ってくれる誰かを待っている
サンタを信じなくなったのはいつからかな
覚えはないけど ずいぶん最近のような気もするし
昔のような気もするけどどうでもいいや
昨日より 今日より
すばらしい明日が
やって来るんだと
そう願いながらも
どこかで 僕らは
あきらめている
どうせそんなもんかと
忘れたふりで 昨日なくしたもの
目覚めたら やっぱりどこにもなくて
そんな悲しみまで覚えていたくないから
君をどこかに忘れたふりをしている
もう二度と 取り戻せないことくらい
知っているはずなのにね
強がりだけでどこまで行けるのかな
涙くらい流せたらまだかわいいのに
強がることしか出来なくなったのはなぜかなあ。