詩人:どるとる
ここから そこまで
歩いたら もう
あとには 引けません
世界をまたにかけて
命を捨てて歩いてる
たまには歌を口ずさみ
たまには窓を拭いたり
肉や野菜を食べながら
日がな1日 歩いてる
悲しみは 雨となり
喜びは 陽射しになり
田畑にさんさんと降り注ぐ
神様は いない
目印もない
指示もない
僕らは まるで 宇宙漂流者
見えない壁で 隔てられた永遠の世界には
すべての終わりが僕らを待っている
どこまで歩いたら
その日は来るの
涙は 止まるの
今日も歩く ただ 歩く
あしたも歩く ただ 歩く。
2015/11/06 (Fri)