詩人:どるとる
電車に揺られて どこへ行くの
窓から見える景色が流れ去っていく
だんだんと空も暮れてあかね色
君の街まで あとなん駅でしょうか
思い出を 少しばかり残しすぎたなあ
色あせていく 懐かしい景色を
捨て去るための勇気が欲しい
君の街まで このまま止まらぬスピードで
いつまでも頑なな心を 運んでいこう
もう 一人では上手く笑えそうにない
ひとつ ひとつ
明かりが消えてくのを数えながら
変わってく 街並みを眺めていた
涙の向こうににじんで浮かぶ
色あせていく 懐かしい景色を
捨て去るための勇気が欲しい
君の街まで このまま止まらぬスピードで
いつまでも頑なな心を 運んでいこう
もう 一人では上手く笑えそうにない
愛される喜びを 痛いほど知ったから。