詩人:どるとる
雲 散り散りに並ぶ空
雲の行方を流れる景色を眺める僕
まるでパラパラ漫画みたいに次々に変わる景色
そんな夕暮れ
自転車で駆け抜ける
心地いい夜風がにわか雨を降らすまで
僕は夕暮れに溶け込みただ走る
今日もただ走る
古びた自転車
今時珍しい
ギアなしの自転車
坂道はちょっときつい
だけれどなぜかとてもあたたかい気持ち
この胸を満たしてく
この心を満たしてく
ああ 満たしてゆくよ
ただそれだけでどうでもよくなる単純なほど僕はバカで
それが幸せな証で。
2009/12/13 (Sun)