詩人:阿修羅
眠いと判断した
ただの憂鬱を
君の膝の上で
ゆっくり動かした
閉じた扉のように
開かぬ心は
いつも何かを拒絶して
守られたいと
常に泣いていた
そんな気がする
よく解らないのは
私が理解しようとしてないからだなんて
本当にそうなら
どうして考える事が出来ないのかしら
幾ら失う事を怖がったって
消えて行くものだから
泣きながら縋るより
新しい何かを求める方が良い
抱いてくれる何かがあるなら揺らぐ
弱い私だから
幾つかの欲望を埋めて生きる
貴方の繋ぐ鎖が唯一の「正しい道」へ戻る為の術
交わる事だけが全てでは無いけれど
何故だろう
いつも何かが欠けていて
埋め合わせが其れであるかのような