詩人:一粒砂
陽射しを浴びて思う。この陽射しよりも熱き熱波を浴びた人々のことをこの陽射しはまだ生温い熱波だということを。鉄をも蒸発させる熱波を浴びた子どもたちがいるということを。自らが蒸発してしまうほどの熱波を浴びたお年寄りがいるということを。そんな熱波を経験する人を出してはならないということを。そんなことを思う人が世の中に何人いるかと言うことを。